改革1年目の昨年にひとつ積み重ねて、8試合を10月から2月の5ヶ月に渡り、行いました。たくさんの参加ありがとうございました。10月、2月に試合を組むのは勇気がいりましたが、10月は既に定着してきたようでした。10年選手に加え、ジュニア、ユース選手がトップ争いに食い込んでいます。また、毎試合挑戦するL2選手がいました。長野、静岡の強豪クラブに加え、山梨からもクラブチームの参加がありました。

これまでいくつかの提案がありました。

11月にいきなり選考試合が続くのは良くない。10月に試合があるべきだ。もっと早くシーズンインさせたい。
トップ選手ではない人たちは、1月世界選手権のあともオンシーズンだ。力試しをさせたい。
テレビや雑誌で見るようなレースに出たい。ビッグレースを走りたい。
信州って寒いから雪があるんだろ?

 8つの試合はそれぞれに味があり、攻めどころ、個人で得意、不得意があります。全部にいい成績を収めることはまず無理です。 
 「あそこのコースで走るにはこういう所を鍛えればいいんだ」というはっきりしたイメージを持ち帰ることは、自分の弱点、今の自分を強くする方法を理解したことになります。また、あのコースはきついのに、あいつすごいな。他人の強さが理解できます。筋肉痛とともに、きつかった思い、修羅場を克服する経験、試合へ望む平常心を持ち帰っています。悔しい思いをしても喜びを経験しても、次はいつどこでと考える連戦、ステージレースの楽しさがあります。

 ここの試合を経験している人は、カテ1の選手でなくても、ある日ベルギー、オランダ、スイスのレース会場に行ったとき、コミュニケボードを見てスタート、ゴール、ピットを確認し、同じように受付サインをして、同じようにゼッケンを貼り、黄色い旗のところに相棒に代車を持って行ってもらい、「きついけど、こんなコース日本で走ったことがあるな」と思いながら走れることでしょう。また、ロード、MTBのレースでも、遊びの中でパスハントやポダリングをしても技術は生きていることに気づくでしょう。

クロスシーズンの終了が遅くなりました。ロード、MTBシーズンに続いて秋から全力で来た方はこのまま全力でいくと5月に力尽きます。壊れた筋肉の再生のためにぜひ2週間の休む時期をいったん入れてください。

信州クロス事務局