1986年から始まったこのシクロクロスシリーズ戦は25年目の今季も関係各位のご協力のもと10月から1月中旬までの4ヶ月に渡る7試合を行うことができました。ありがとうございました。各クラブ、地域車連、審判の努力、協力あってのもので、続けることができました。
 
今季は新しい試みをいくつかいたしました。ひとつは名称変更。中部ニッポン、長野が中心であることが分かる名称として信州クロスとしました。ふたつめはパソコンでの申し込みができ、手軽なエントリーになりました。みっつめは過酷であることと走ってみて面白いコースです。
 
 野辺山の試合は関西シリーズの資材、スタッフ協力を得て200人を越える試合になりました。設備はすばらしく、初めて観るお客さんでもサイクルスポーツの激しさ、楽しさを伝えられるものになりました。ほかも、風、寒冷、雪、重馬場、坂の伝統のコースで選手を苦しめ、確かな経験を残しました。シーズン終了後、過酷な試合で成績を残した辻浦、丸山選手はワールドカップ、ドイツでの世界選手権に代表として戦ってきました。
 
 昨シーズンは、選手が近隣の試合に取られて参加者が減りましたが、今季は、近隣のもり上がりがこちらに波及してきました。参加者数がどこも70人を越えました。関東近辺からの参加であったり、若い選手の参加であったり。今後楽しみなことです。
 
 シクロクロスの開幕が早くなるのは世界的な傾向です。ロード、MTBから切れ目なくシーズンインした選手のみなさんはぜひ、クロスのシーズン後は完全な休暇をとってください。1週間は全く乗らない。2週目からランニング、サッカーやバスケットなど他の運動を始め、3週目からサドルにまたがってください。
 
 また来シーズンお会いできますように。
 
 信州クロス実行委員会/大会代表 富樫 慎治