2月 2014 19

大会終了の御礼
 10月に始まった信州クロスは2月の試合を最後に5ヶ月の日程を終わりました。雨の中で開幕し、ブリッジに泥の塊がついたり、森の中を 縫って走ったり、崖のような坂の昇り降り、全周全面凍結のコースもありました。
ひとつひとつがオルガナイザーからの選手への挑戦状です。です が、皆さんの軽量高性能バイクは驚くようなポテンシャルを持っています。それを引き出すのは大変ですが、もっと速く走れます。

小さなスケールで、大会を繰り返すのには、ご協力 あってのものです。参加された皆様方の勇気とご協力に感謝いたします。 適切な時間に受付をして、コースを把握し、コンディションを上げてス タートラインに集まっていただけています。

 この競技は、自然をそのまま受け入れる競技です。雨 が降れば雨の仕度をし、雪が降れば雪の仕度、寒いときには寒い仕度、ときには暑い仕度もします。

 この冬の終わりには大変な降雪がありました。道路 には走れなくなった車が立ち往生する景色が見られました。ロード、クロスで通勤通学している方はこの試合の技術は生きるためのものであること を経験したことでしょう。行けるところは行く、行けなければ降りて自分の足で行くというのは、原点は狩りや漁と同じ、原始的な生活から派生し たスポーツであると思います。

 子供の頃は、暖かい上着を持っておらず、古い日本家 屋は寒く、夜は外の電線が風に鳴く音が怖く感じるのが冬でした。遊びから帰ると手や耳はしもやけで赤くなりました。大人になり、シクロクロス を知ると、冬が短く、熱く感じます。もっと寒い場面でも乗り切ることができるようになりました。
温かい日々が時折入るようになると冬の終わり を寂しくさえ感じます。文明、技術の進歩もありますが、以前は嫌いだった自然の一面も受け入れられるようになります。

 100人の小さな大会を繰り返すと、走っている選 手同士でも、運営の私達側でも選手の顔、走りを覚えます。トップカテゴリーでなくても、誰々はヌルヌルの路面が得意だ、登りはいいが下りのラ インが雑でトラブルが多い、いつも寸前で入賞を逃すとか、本人が思っている以上に地域では有名になっています。

 AJOCCのシクロクロスカテゴリーでは頂点以外は常勝がありえません。常勝が理論上ありう るのはカテゴリー1、マスターズの頂点のみ。カテゴリー2、3は、勝ったら上へ行かされます。カテゴリー2でも3でも20位より上で競走がで きれば、ビギナーとは別の「勝負が出来ている世界」があります。10位より上は、今後の表彰セレモニーへの参加、ワンチャンスでこのカテゴリーを卒業するグループです。カテゴリー2、3、L2もランキングをつけました。
2、3はトップテン、L2は3位までにしか配点がありません。信州のシリーズのコースを制覇し、ランキングを持っていることは誇りに持っていいことでしょう。ですが、来季は、今のランキングを脱出してひとつ上で勝負しましょう。

 今季は、マスターズチャンピオンがマスターズ世界選 手権へ挑戦しました。
これは非常に画期的なことでした。AJOCCマ スターズ選手権が通過点になり、世界選手権では最前列に並びました。世界は連れて行ってもらうのでなく自分で行くもの。仕事を休んで遠征した 選手に敬意を表します。

 ロードシーズンはもう始まります。一休みを入れて、筋肉、関節を回復させましょう。
 そしてまた、来季お会いしましょう。

信州クロス事務局